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小林よしのり
2018.5.8 14:09マスコミ・報道

報道ステーションのセクハラ欺瞞


報道ステーションで「セクハラ」の問題をまたやっていた。

麻生太郎が「セクハラ罪はない」と言ったらしいが、

間違っているのか?

日本の法律にセクハラを違法として裁いて罰を与える

条文があったか?

 

麻生太郎は事実を言っただけじゃないか!

セクハラが「モラル」としてダメということ、「マナー」

として美しくないということくらい、麻生大臣も知って

いるんじゃないのか?

大雑把な喋り方は麻生太郎の個性であって、そのくらい

一般庶民なら分かってるんじゃないか?

 

セクハラに対して、罰を与える法律を作るべきと言うなら、

やってみな。

共謀罪と同じ「自由」を著しく損なう危険な法律になる

だろう。

共謀罪で反対したように、わしは「自由」を狭める恐れの

ある法案には反対する!

 

しかし「報道ステーション」の欺瞞は甚だしい。

メイン司会は男がやって、サブに女が控えていて、

硬派なニュースの解説は男がやるという体制じゃないか。

男女が対等と言うなら、司会の男女を入れ替えろよ。

硬派な解説も女にやらせろ。

 

セクハラは欧米でも消滅してはいない。

日本だけが遅れているんじゃない。

男尊女卑はフランスでも残存している。

 

それでもわしはセクハラを発見したら、批判はする。

「モラル」として、「マナー」として、批判し続ける。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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